太鼓堂

 太鼓楼は天保13年(1842)に再建された桁行5,1㍍・梁間4,6㍍一重入母屋造りです。時刻を告げるため太鼓を鳴らしていたといわれています。瑞泉寺11代浪化が、この堂を司晨楼と名づけたといわれ瑞泉寺におられた本願寺8代蓮如上人を訪ねて、篤信者の赤尾の道宗の到着を待ちわびて、正月の修正会の時、鐘と太鼓を同時打ちしたという由も残っています。

真宗大谷派 井波別院瑞泉寺

真宗大谷派井波別院瑞泉寺。明徳元年(1390)本願寺第5代綽如上人開基。後小松天皇勅願所。夏の伝統行事、聖徳太子絵伝の絵解き説法で有名。三度の火災に遭うも北陸有数の大伽藍として再建。各所の彫刻は井波彫刻の原点とも名高い。